2006.05.31 Wednesday
サイレント・パワーその17
スチュワート・ワイルド著「サイレント・パワー」の第四章「サイレント・トーキング」の終わりに来ているのだが、彼の云っていることを要約すると以下のようになる。
サイレント・トーキングをさらに洗練させると、自分のエーテルを相手の身体に移動させすっぽりと包み込むことにより、相手の中にある情報を自由に取り出すことができる。しかし、これを利用して他人に干渉してはいけない。ただ、情報を集め、その情報に応じて、相手に近づくか離れるかを決めればいい。相手をどうこうしようなどと思ってはいけない。サイレント・トーキングは、実践することによって自分に最も合った方法を身に付けることができる。
日本にすむ我々が使っているコミュニケーションの媒体に、以心伝心というのが有るが、まさにこれだ。我々は、意識のとても深いところでは、みんな繋がっている。自分の意識は全体から見れば、ほんの断片に過ぎない。ところが、グローバル・マインドの中核では、その断片はすべての断片はそれぞれに繋がっている。スチュアート・ワイルド自身は、今はセミナーを教える為に世界中を旅行することも少なくなったそうだ。静かな瞑想で、セミナーに駆け回るのと同じことができると言っている。
サイレント・トーキングを締めくくるにあたり、一つ質問をさせて欲しい。あなたの心の中に考えが浮かぶ時、それは誰の考えだろうか。ほとんどの人は、私の考えだというだろう。しかし、どうして自分の考えといえるのだろうか。何故、他人が来たものではないと断言できるのだろうか。我々は、意識の深いところでは繋がっている。頭の中に湧いてくる考えは、自分の考えと無意識に思っているが、実は、そうではないのだ。我々は、常に世界中でサイレント・トーキングを交わしている。常にだ。知らないだけなのだ。
このシリーズはひとまず、ここで区切りとします。
続きは、時がくれば始めます。
平野大統領