2006.07.31 Monday
現文明崩壊からの脱却の方法6
最後は、人類の人口増加に関するものです。
11.世界の人口は増え続けていて、増加率は、十年前や二十年前に比べ高くないことは、衆目の一致するところとなっている。人間が増えれば、必要な食糧、水、エネルギー、その他の資源の消費も増える。前項で指摘したように、これらの資源は、枯渇に向かっている。先がどうなっているのか、意見が分かれているところだ。何億まで増えるのか、何億まで食べられるのか、今後人類の大きな問題となるだろう。
12.重大なのは、人間の数そのものではなく、それだけの数の人間が環境に与える影響のほうだ。今の六十数億の人間が、「質素」に「もったいない」の精神で暮らしているのなら、環境問題など起こらないだろう。しかし、実際にはほぼ全ての人間が資源を消費し、廃棄物を生みでしているので、人口増は、深刻な問題となる。一人当りの環境侵害量は、その人が属する社会によって大きく異なり、先進国では高く、第3世界では低くなる。欧米や日本では、第3世界の住民の三十二倍の資源を消費し、また廃棄物を出しているのだ。
そして今、第3世界の人々が、先進国の生活を目指して、生活水準を上げようとしている。中国やインドの経済発展による資源消費の増加と、第3世界から先進国への、合法、不合法の移住がそれだ。しかし、この現象を誰も止めることはできない。先進国は今の水準の生活を獲得した既得権を手放すことはしないし、第3世界も今の水準で妥協することはない。しかし、地球の資源は有限なので、近い将来人類は、好むと好まざるに関わらず、苦渋の、最も過酷な妥協をせざるを得ない。その時に何が起こるのか、誰も予測できないのだ。
以上の十二の問題が解決されない限り、人類社会の持続性はないだろう。全ての問題は、相互に作用しあっており、どれ一つ欠くことはできない。十一の問題が解決され、最後の一つが未解決でも、結局は、永続性が絶たれることになるのだ。優先順位を決めて、努力して、最重要問題だけでも解決したでは、ダメなのだ。全てを解決しない限り、人類の未来はないことを、全員が認識することが大切となる。後は、意識変革をして、全員で解決に努力をすべき時期が、ひたひたと近づいている。今はそういう時期なのだ。
ようやく最後まできました。よく辛抱して読んでいただきました。今日でこの問題は終了とします。
平野大統領
11.世界の人口は増え続けていて、増加率は、十年前や二十年前に比べ高くないことは、衆目の一致するところとなっている。人間が増えれば、必要な食糧、水、エネルギー、その他の資源の消費も増える。前項で指摘したように、これらの資源は、枯渇に向かっている。先がどうなっているのか、意見が分かれているところだ。何億まで増えるのか、何億まで食べられるのか、今後人類の大きな問題となるだろう。
12.重大なのは、人間の数そのものではなく、それだけの数の人間が環境に与える影響のほうだ。今の六十数億の人間が、「質素」に「もったいない」の精神で暮らしているのなら、環境問題など起こらないだろう。しかし、実際にはほぼ全ての人間が資源を消費し、廃棄物を生みでしているので、人口増は、深刻な問題となる。一人当りの環境侵害量は、その人が属する社会によって大きく異なり、先進国では高く、第3世界では低くなる。欧米や日本では、第3世界の住民の三十二倍の資源を消費し、また廃棄物を出しているのだ。
そして今、第3世界の人々が、先進国の生活を目指して、生活水準を上げようとしている。中国やインドの経済発展による資源消費の増加と、第3世界から先進国への、合法、不合法の移住がそれだ。しかし、この現象を誰も止めることはできない。先進国は今の水準の生活を獲得した既得権を手放すことはしないし、第3世界も今の水準で妥協することはない。しかし、地球の資源は有限なので、近い将来人類は、好むと好まざるに関わらず、苦渋の、最も過酷な妥協をせざるを得ない。その時に何が起こるのか、誰も予測できないのだ。
以上の十二の問題が解決されない限り、人類社会の持続性はないだろう。全ての問題は、相互に作用しあっており、どれ一つ欠くことはできない。十一の問題が解決され、最後の一つが未解決でも、結局は、永続性が絶たれることになるのだ。優先順位を決めて、努力して、最重要問題だけでも解決したでは、ダメなのだ。全てを解決しない限り、人類の未来はないことを、全員が認識することが大切となる。後は、意識変革をして、全員で解決に努力をすべき時期が、ひたひたと近づいている。今はそういう時期なのだ。
ようやく最後まできました。よく辛抱して読んでいただきました。今日でこの問題は終了とします。
平野大統領